車いすユーザーのための観光とショッピング

TRAVEL IN TAKAMATSU

ユニバーサルデザインの街づくりが始まっている高松市。現在、車いすで観光地は楽しめるのでしょうか? 車いすユーザーと一緒にめぐった、観光客に人気の庭園と商店街をご紹介します。

栗林公園

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特別名勝栗林公園|観光|エクスペリエンス高松

高松市中心部から南へ車を走らせて、一千本もの松と四季折々にみられる花々が織りなす美しい景観がみどころの日本庭園へ。


東門駐車場の車いす対応駐車スペースに止めて、さっそく東門から中へ入って行きましょう。


公園内は砂利道が多いため、できれば介助者とご一緒に。



栗林公園マップ

また入園券売り場で配られる園内マップには“車いす通行困難路”が示されています。
事前に確認されたい方は栗林公園のホームページから。
https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden


売場横には観光ボランティアガイド(9~16時)が待機しているので、その時期に見ごろのエリアや大まかなルートを相談してみましょう。

まずは明治期の面影を残す「商工奨励館」へ。バリアフリー化された建物で公園の歴史などが紹介されています。


正面からスロープをのぼって入ったところが本館。


開放的な芝生広場がみられる北館、カフェレストランのある西館、展示や車いす対応トイレがある東館はすべて回廊でつながっています。


西館カフェの外からの出入口には段差があるので、カフェ利用の際は本館からつながる回廊でどうぞ。一部のテーブルは車いすのまま利用できます。


商工奨励館のおすすめは2階のベランダからの眺望。


本館にある二方向出入口のエレベーターを使って2階へ。
ベランダに出るには約10㎝の段差がありますが、奥行きは約170㎝と広々。


「段差はあるけれど車いすでも余裕のある広さ。開けた眺めが気持ちいいね」
見どころである鶴亀松や箱松など美しく剪定された庭園を見渡しながら、心地よい風も感じられます。


この日は南庭の散策へ。


ところどころでサポートが必要なところも。


車いすで行ける道は限られていますが、
「木々に囲まれた場所にはなかなか行けないから、車いすでも来られるのはうれしい」と庭園美を満喫されている様子。


緑や季節の花々に囲まれた静かな場所は、身を置くだけでもリラックスできそうですね。


庭園をぐるりと回ったら、東門近くの出口ゲートを通って、かがわ物産館 栗林庵へお土産探しに行きましょう。


かがわ物産館 栗林庵

香川県内のおいしいものや工芸品などが並ぶ物産館。公園外にあるため、入園券がなくても立ち寄ることができます。


出口ゲートからすぐの出入口は傾斜も少なく自動ドアのためスムーズに出入りが可能。


天井から“食品”や“雑貨”などカテゴリの表示が掲げられているので
「あちこち探し回らなくても、目的の場所へ行きやすい」のが、うれしいところ。


高さのある棚も並んでいますが、全体的に低めの棚にディスプレイされているため商品も手に取りやすく、店内を見渡しやすい造り。


自分好みの香川のお土産品を見つけてみてくださいね。

丸亀町商店街

高松中央商店街は総延長2.7㎞と日本一の長さ。ほぼすべてがアーケードで覆われているため天候を気にせずにショッピングが楽しめます。


その中でも再開発された丸亀町商店街はほかの商店街と異なり、自転車走行が禁止されているため自転車と接触する心配がありません。


とはいえ、道が交差する場所では車や自転車が横切るのでご注意を。

アーケード北端にある「丸亀町壱番街前ドーム広場」は3つの商店街が交わる場所。


見上げるとインパクトのあるクリスタルドーム、足元にはモザイク模様のペーブメントが施されています。


モザイクアートは高松にアトリエを構える現代アート作家・川島猛氏が「Peace」をテーマに制作したもの。


アートの街らしい空間では、週末を中心にさまざまなイベントも行われています。


ショッピングとひと休みに立ち寄ったのは「まちのシューレ963」。


カフェ、ギャラリー、生活雑貨、工芸品、食品とテーマをもったゾーニングがなされた複合ショップです。


2階にあるのでエスカレーターの左奥にあるエレベーターを利用して。入口は少々重めの手動ドアですが、スタッフの方にアピールするとサポートに駆けつけてくれます。


(すでに終了した企画展の画像です)

ベビーカー利用の客層も想定した通路幅のため、ゆったりとした空間。


センスのよい逸品の数々は、自分土産や贈り物にもぴったりです。


カフェは中央の大きなテーブルなら車いすのまま利用できます。


ランチや自家製ケーキなどで香川の旬の食材を味わってみてくださいね。


今回ご協力いただいたのは、田村たむら治仁はるひとさん(全国脊髄損傷者連合会香川県支部)と川田かわだ叡司えいじさん。お二人とも気に入ったお土産品を見つけられたよう。

誰もが使いやすい施設や道路が整備されることは望ましいけれど、限りがあることも確か。車いすユーザーも旅先では勝手がわからないことばかり。周囲の人のほんの少しの思いやりこそが、ユニバーサルデザイン、バリアフリーな街づくりを実現できるのかもしれません。


INFORMATION

特別名勝 栗林公園

住所
香川県高松市栗林町1丁目20番16号
TEL
087-833-7411
URL
https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden
対応言語
日本語、English、中文、한국어、Français、Deutsch、Español

かがわ物産館 栗林庵

住所
香川県高松市栗林町1丁目20番16号
TEL
087-812-3155
URL
https://www.ritsurinan.jp/
対応言語
日本語、English

まちのシューレ963

住所
香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2階
TEL
087-800-7888
URL
http://www.schule.jp/
対応言語
日本語

2018.6.1 / 特別名勝 栗林公園

KEYWORDS
PHOTOGRAPHER 坂口 祐 WRITER 小瀧 恵理

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