海から直送、絶品かき焼きを味わう

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ぐっと気温が下がる11月中旬。香川県民が楽しみにしている冬の味覚が旬を迎えます。
香川県は全国有数のかき養殖の産地。
香川県では1950年ごろから始まりました。各地の湾で見かけるのは養殖用のイカダ。
産地ならではの食べ方で味わいたいなら「かき焼き」がおすすめです。


香川県の冬のソウルフード かき焼き

琴電高松築港駅から瓦町駅で志度線に乗り換えて、約40分の電車旅。琴電房前(ふさざき)駅のそば、海を目前にして「かき小屋」と呼ばれる、かき焼きの専門店が並んでいます。まさに産地直送の環境に期待が膨らみます。


かき焼きを楽しむために
・かき焼きは基本的に時間制限ありの食べ放題。しっかりお腹をすかせて行きましょう
・かきがきちんと焼けたか見極めるポイントを店員さんが教えてくれます。フライングは禁物!じっくり待って食べましょう
・かき以外の食材やドリンクは提供しておらず、完全持ち込みのお店があります。調味料のアレンジやお酒が楽しみな方は、予約の時に確認を
・エプロンの貸出しがあるお店もありますが、灰やかきのエキスが飛んで、においが付きやすいので汚れてもいい服で。鉄板の前は熱いので着脱しやすい服を選んで
・高松市内の飲食店はクレジットカードやスマホ決済アプリを導入したお店も増えていますが、現金のみのお店も存在します。支払いの時に慌てないように現金の用意を忘れずに

かき焼きのルールはお店によってさまざま。細かいシステムは店によって異なるため予約の時に確認してみて。

海の香りに誘われて今回訪ねたのは中西かき焼き。1960年頃からかき養殖を始め、1989年にかき焼きのお店をスタート。


お店に入ると色鮮やかな大漁旗。3代目の中西伸和(なかにしのぶかず)さんとお父さんが船を新造したときに贈られたものだそう。


お店の外にアウターがかけられるので、においが気になる女性も安心。エプロンも貸してくれました。


中西かき焼きは2時間食べ放題。
軍手とカキナイフ、カットされたレモンがセットされた席に座るとかき焼きのスタート!


山盛りのかきがスコップで運ばれてきました。


鉄板に並べて、しばらくすると香ばしい香りが漂ってきます。パンっと大きな音を立てて弾けたり、水分が飛んできたりと威勢のよいかきに一同盛り上がります。


店員さんが焼け具合を見分けるコツ教えてくれました。
・かきの水分が抜け殻が白っぽくなる
・殻に焼き色がついたら食べごろ

殻が開いても生焼けのこともあるので要注意。お店の方が焼き加減を見て回ってくれるので気になる場合は尋ねてみて。


熱々のかきの殻を開くと、ぷっくりとした身が現れました。


貝柱がすんなり取れれば、うまく焼けた証拠。生焼けや焼すぎの場合は貝柱が取りづらいのだとか。殻が開けにくい時は、殻の広い方の先端にナイフを刺すと開けられると教えてくれました。

店員さんにおすすめの調味料を尋ねると
「何もつけないのが一番好きだね」と。
ほんのり海の塩味がついて、かきの風味がダイレクトに味わえます。


調味料はお店にも用意されていますが持ち込みも可能。
せっかくなので、さまざまな味を試して。
・しょう油
・サルサソース+チーズ
・オリーブオイル+パセリ
・マヨネーズ+一味唐辛子


食べ終わったかきの殻はバケツの中へ。お腹いっぱいになったところでオーダーストップ。


最後に締めのかきご飯とかき味噌汁が運ばれてきます。かきのダシをたっぷり吸ったご飯の風味が最高。1組ごとに炊いてくれるのでできたて。満腹でもペロリと食べられてしまうのが不思議。


余ったかきご飯はパックに詰めてお土産にしてくれます。これも作り置きをしないこだわりから生まれたサービスで追加料金もかかりません。

かき養殖を見学


志度湾はほどよく潮が流れ、ほどよく溜まるため、かき養殖に適しているのだそう。
「潮の流れが速すぎたら、エサが食べられないからね」
中西さんは船でかき養殖の場所まで案内してくれました。


港からわずか3分、距離にして1.5kmほどの場所に中西さんの養殖イカダはあります。
前年の11月から3月にかけて「種がき」を海に吊るし1年かけて大きく育てます。


「種がき」とはホタテの殻にゴマ粒ほどのかきの稚貝を付けたもの。1台のイカダに土台のホタテが5000枚も吊り下がっているというから驚き。

エサをあげるのではなく、海中のプランクトンを食べて成長します。
台風に見舞われればかきが土台から落ちてしまうし、夏の高温で死んでしまうことも。
文字通り自然の恵みで美味しいかきがいただけるのです。

お店に並ぶまで愛情込めて

かきがお店に並ぶまで、いくつもの工程があります。


ロープごと水揚げしたかきは水洗いし、ホタテの台から外します。そして包丁で1つ1つ殻についたフジツボや海藻を落としていきます。


網に入れて再び海に戻して生かしておき、食べるその日に水揚げ。
最後にもう一度きれいに洗い、ようやくお客さんのもとへ。


豪快なかき焼きに、こんなに手間がかかる作業があることはあまり知られていません。
「海の農家」ともいわれる養殖業の漁師。自然の力に委ねながら、その恵みに感謝して、大切にお客さんに届ける。漁師さんに感謝しながら、冬のソウルフードを味わってみてください。

かき焼きのお店
https://www.google.co.jp/maps/search/%E3%81%8B%E3%81%8D%E7%84%BC%E3%81%8D/@34.3526078,134.0551299,12.25z/data=!4m2!2m1!6e5?hl=ja

牟礼地区のかき焼きのお店は牟礼漁業協同組合サイトでも紹介しています。
http://www.kamure.jf-net.ne.jp/murekakiyaki/


INFORMATION

中西かき焼き

住所
香川県高松市牟礼町原623
営業時間
11~2月(年によって異なる)10:00~21:00(予約制 19:00までに入店)
TEL
087-845-7460
対応言語
日本語

2020.6.26 / 中西かき焼き

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