高松市×パラスポーツ パラスポーツの力ですべての人が暮らしやすい共生社会の実現を

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2018年9月に香川県高松市で開催された「第29回日本パラ陸上競技選手権大会」をニュースで目にした方も多いのではないでしょうか。高松市はパラリンピアンとの交流を通じ、市民の「心のバリアフリー」を育む「共生社会ホストタウン」としての取組を行っています。

高松市は2017年に全国に先駆けて「共生社会ホストタウン」に認定

共生社会ホストタウンとは、パラリンピアンとの交流をきっかけに市民のパラリンピックへの興味を高めるとともに、ユニバーサルデザインのまちづくりや心のバリアフリーに向けた取組を行う地方自治体のことです。
高松市は2017年12月に全国で初の共生社会ホストタウン6都市に選ばれました。
四国八十八箇所霊場のお遍路さんの接待文化に由来する「おもてなしの心」を取り入れた高松らしいユニバーサルデザインのまちづくりを目指しています。
2017年4月にユニバーサルデザインに対応した「屋島レクザムフィールド」をリニューアルオープン。障がい者スポーツの聖地として様々な大会や合宿誘致を契機にパラリンピアン等との交流事業を実施しています。


パラリンピアンと子どもの交流

高松市では多様性への理解を深めるため、パラリンピアンによる講演やパラスポーツ体験、オリパラ教育プログラムとして民間企業が実施しているユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>を積極的に行っています。


義足の選手が講師となり、義足の種類や脱着方法、自身のリアルな経験談を伝えることで、障がいを持っていても皆と同じように夢に向かって頑張っていることを子どもたちに伝えます。
実際に、義足を装着することはもちろん、目にすることも初めての子どもたち。恐る恐る足を踏み出すものの、歩くだけでもマットにつまずき、うまく歩けません。その場でジャンプやかけあしに挑戦するもバランスを崩すなど、義足を使いこなし、世界で戦っている選手のすごさに改めて驚いていました。
最初は選手との距離を感じていた子どもたちも最後にはすっかり打ち解け、選手はサイン攻めにあうなど大人気です。体験後は障がい者スポーツ大会への観戦や大会にあわせて実施しているパラスポーツ体験、子どもボランティアなどへの参加にもつながっています。このような取組は子どもたちだけでなく先生や保護者からの評価も高く、継続して交流事業の実施を希望する学校が増えています。



交流実績


2017年(H29)高松市内3小学校で交流事業
2018年(H30)高松市内1小学校ほか2か所で義足体験授業
高松市内12小学校で交流事業
2019年(R1)高松市内12小学校、1保育所、1中学校で交流事業
高松市内2小学校で義足体験授業

共生社会ホストタウンの相手地域台湾との交流

高松市は高松空港から直行便があり観光面での交流の深い台湾を共生社会ホストタウンの相手地域として、現在までスポーツ交流を核に様々な交流を行っています。
屋島山上や丸亀町商店街の視察、ことでんの乗車体験をはじめ、公共交通機関のバリアフリーについて助言をいただいたほか、和三盆やうどん打ち体験などの香川県の文化体験も行いました。


このような交流を毎年行い、2019年6月27日(木)には、高松市と中華台北パラリンピック委員会は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会「事前合宿基本合意書」に調印しました。


高松市を訪れた台湾パラリンピアンは、29日(土)の「2019年中国・四国パラ陸上競技大会」出場に向け、屋島レクザムフィールドで合宿し、コンディションを調整。105名の国内選手と7名の台湾パラリンピアンが屋島レクザムフィールドを舞台に熱戦を繰り広げました。
大会前日の28日(金)には古高松小学校と太田小学校で子どもたちに台湾やパラスポーツの魅力を紹介しました。


車いす200m競技の陳玉連(チェン ユウレン)選手や、やり投げの劉雅婷(リュウ ヤティン)選手は、交流がスタートした当初から高松市を訪れており、高松市のパラアスリート選手との親交も続いています。

主な交流内容

2018年(H30)2月中華台北パラリンピック委員会及び台湾パラリンピアンとの交流事業
2018年(H30)8月交流協定締結1周年記念事業「高松的台湾夜市 in北浜アリー」を開催
2019年(R1)6月東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 事前合宿基本合意書調印式の開催

東京パラリンピックを目指す高松市のパラアスリートを紹介

高松市在住のパラアスリートをご紹介しましょう。

●田中司選手(三井住友海上火災保険株式会社 所属)
競技種目:パラ陸上 やり投げ(F12※)


田中選手は世界ランキング10位(2020年7月)のやり投げの選手。
やり投げは長さ2m60cm、重さ800gのやりを助走をつけて投げて、飛距離を競う競技です。
ルールは健常者と同じですが、視覚障がい者ならではの難しさがあります。
助走から身体をひねり、投げるというフォームが重要ですが、田中選手の視覚は全体にぼやけていて、投げたやりの軌道を自分の目で追うことができません。やりがどのように飛んだかをコーチに言葉で伝えてもらいながら、自分のフォームを試行錯誤しています。
やり投げは、落ちる手前で飛距離が伸びたり、風に乗って高記録が出たりと、最後まで目が離せないことが見どころ。
また、投げる前の各選手のルーティンも見どころの一つ。田中選手の叫び声は、みんなに親しまれるキャラクターづくりに一役買っています。
また、田中選手は2020年にパラカヌーの今井選手とともに香川県のパラアスリート選手会「PSPT-K」を発足。パラ競技に関する情報共有やこれから競技をはじめる選手への環境づくりにも取り組んでいます。


※F:投てき種目
12:視覚障害のある立位競技者 視力0.0025から0.032までの者、または視野直径が10度未満の者(競技では伴奏やコーラーが一緒に競技することもあります)。

●阿部知里選手
競技:車いすフェンシング(カテゴリーB)


阿部選手は女子車いすフェンシングのフルーレとサーブル種目の選手。
車いすフェンシングは対戦相手に腕が届く範囲に車いすを固定し、上半身の動きだけで相手の剣を防いで攻撃する競技です。腹筋を使うことができるカテゴリーAと腹筋が使えず障害の程度が重いカテゴリーBに分かれています。
阿部選手は、2010年に手術の後遺症で歩けなくなり、車いすの生活になりました。車いすに閉じ込められているような窮屈さを覚え、自由に動きたいと様々なスポーツにチャレンジ。フェンシングの元オリンピック選手のコーチと出会い、やるならパラリンピックを目指したいと車いすフェンシングを本格的に始めました。
フェンシングの面白さは攻撃の駆け引き。右と見せかけて左を攻撃したり、得意技と違う技を得意と見せかけたり。経験とともに技や駆け引きにも磨きがかかるため、世界では50~60代の選手も活躍しており、阿部選手も熟練選手の動画を見ながら日々技を研究しています。
阿部選手は車いす生活になり「障がい者」と呼ばれることに違和感を持ちました。足が悪い人が車いすを使うことは、目が悪い人がメガネをかけることと同じこと。車いすが当たり前の社会になってほしいとスポーツを通して伝えています。


心のバリアフリーはパラアスリートとのつながりから生まれる

高松市の共生社会ホストタウン登録以降、市民がパラアスリートと接する機会が増えています。事業連携を締結している民間企業や大学等に障がい者スポーツ大会や大会関連イベントに従事していただいたほか、高松市芸術士派遣事業やアートリンク事業を活用するなど、障がい者スポーツに触れる機会を創出しています。また、40歳未満の若い世代がまちづくりを企画する「高松市創造都市推進懇談会(U40)」では、日本パラ陸上競技選手権大会(2018年)に参加する選手やスタッフ、観戦者に向け、車いすの人が立ち寄りやすい店やバリアフリー情報をまとめた、「CAN MAP」を作成。テレビや新聞でも大きく取り上げられました。

CAN MAP [PDF:8.21MB]

高松市は東京2020パラリンピック競技大会後もこれらの取組を継続し、心のバリアフリーを醸成し、だれもが暮らしやすい共生社会の実現を目指しています。



パラリンピアン:パラリンピック競技大会に出場経験のある選手、または元選手のこと。
ユニバーサルデザイン:ユニバーサルとは「すべてに共通の」「普遍的な」という意味で、すべての人のためのデザインのこと。年齢・性別・文化・言語・身体などの個性や違いにかかわらず、誰もが使いやすく暮らしやす
い、商品・サービス・空間・環境・情報をつくることをいいます。


Gathering date:2021.1.26

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